道の駅しんよしとみを出発。再び国道10号を南へ走る。 今度は中津も宇佐神宮もスルーして山香(やまが)町へ。 途中、県道665号の狭い山道を走ると 熊野磨崖仏に到着した。 厳密に言うと到着したのは駐車場。 ここから受付で200円を払い、杖をもらって入山。 磨崖仏までの道のりは険しい。 鬼が一夜で作ったという伝説のある石段が、まっすぐに延々と伸びている。 しかもその勾配が半端じゃない。 |
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↑鬼が一晩で作った(?)熊野磨崖仏への石段(豊後高田市平野:大分) |
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息も絶え絶えになんとか仏様を拝むことが出来た。 写真だとわかりにくいが、右が大日如来で左が不動明王。 作られた時代は不明。 |
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↑熊野磨崖仏 左が不動明王、右が大日如来 |
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帰りがけ、石段を中ほどまで降りたところで家族連れに出会った。 おじいさんが「まだ、(距離)あります?」と尋ねてきた。 見ると隣のおばあさんが相当グロッキーな顔をしている。 「もうちょいですよ!あと一息」と言っておいたが 実はまだ結構あったんだよね・・・。 まだ5月でしかも朝だとゆうに汗だくになって下山してきた僕に、 売店のおばちゃんが「お疲れ様!シャーベットあるよ?」と すかさずすすめてきた。流石。これは買うしかない。 |
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磨崖仏から少し行くと、 「田染荘(たしぶのしょう)」と呼ばれる地区がある。 この地区は、むかし宇佐神宮直轄の荘園だったところで いまも当時のままの風景が残っている。 |
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↑田染荘にて(豊後高田市) この写真を撮ったあと、ガードレールにバンパーぶつけて、 10分ほど落ち込みました |
↑大田村にて(大分) |
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県道33号で大田村へ。 この村に入ると道端のユニークな標語?の看板が目に付く。 ドライバー向けの看板なんだろうが結構いろんなバリエーションがあって面白い、 などと言ってるうちに赤根温泉に到着した。 |
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国東半島のてっぺん近くにある温泉「あかねの郷」で入浴。 昭和の初め、漂泊の俳人種田山頭火がここで詠んだ句碑があった。 「いただきの しぐれにたたずむ」 いただきとは両子山のことか |
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↑山頭火の句碑(国見町:大分) |
↑あかねの郷(国見町) |
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↑県道31号線(国見町新涯?:大分) |
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↑国道213号旧道(国見町島田?) |
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県道31号で海沿いを走る国道213号にでて、杵築を目指す。 短いトンネルが続き、海が見えると小さな漁港がある。 そんな景色がしばらく続いて国東町を抜ける。 大分空港はこのあたりにある。 武蔵町、安岐町を通り杵築市に到着。 昭和46年に再建された杵築城にのぼった。 八坂川の河口が見渡せる。 杵築も小京都のひとつになっていて、武家屋敷などが今も残る。 そして杵築の町並みの特徴は、なんといっても坂道の多さ。 特に酢屋の坂、志保屋の坂と続く道は壮観。 |
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↑武蔵町にて カワイイ名前の交差点 |
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杵築城は車で近づける天守閣第1位? (杵築市:大分) |
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手前が志保屋の坂、奥が酢屋の坂 (杵築市:大分) |
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杵築市から日出(ひじ)町を経て別府市に入る。 片側3車線の国道10号を走ってると別府タワーがあった。 別府タワーは昭和32年竣工で高さ100メートル。 当時は観光名所だったのだろうか? とりあえず中に入る。展望台へは200円。金取るんかい! 展望台は喫茶店になっていた。 ママさんに愛知県からきたことを話すと 「話し方でわかるよ」と言われた。 ママさんも名古屋出身とのこと。 タワーの中は昭和50年ぐらいで時が止まっていた。 |
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↑別府タワー(別府市北浜:大分) |
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↑別府タワーから南を見る 道は国道10号線 |
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別府駅の近くにおいしい豚まん屋さんがあるというので タワーから歩いて買いに行く。 店のおっちゃんは無愛想だったけど、豚まんはすごくおいしかった! |
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↑有名な豚まん屋さん |
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別府から大分市に向かう10号線は海沿いを走る。 この道が大渋滞。 雨もまた降り出してきた。 最初の予定ではこのまま大分市内を通り抜けて、 夜の7時くらいに佐賀関から愛媛県に渡ろうと考えていた。 でも愛媛側の港は大きな町から離れた、なにもないところ。 早く着いてもすることないなー、と考え 愛媛行きの船は最終の11時ごろの便に乗ることにした。 この日はこのあと大分市内の喫茶店で、のほほんとしたり 古本屋さんを回ったりと時間をつぶした。 |
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↑別府市から大分市へ向かう10号線は大渋滞 |
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↑大分市内(駅前)も大混雑 |
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内の書店で面白いご当地本を発見。「なしか!」というタイトルで 地元の人気ラジオ番組を本にしたみたいなやつ。 友達へのお土産はこれで決まり! ちなみに「なしか」っていうのは大分弁で「なんで?」の意味。 夜10時過ぎ、国道197号線をひたすら東へ。 徐々に店の明かりが少なくなってゆく。 大分市を抜けるとそこはもう佐賀関町。 愛媛県三崎町行きの船が出る佐賀関港に到着した。 |
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↑船の中 |
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↑乗ってきた船 三崎港にて(三崎町:愛媛) |
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三崎町は、日本一細長い半島、佐田岬半島のさきっぽにある。 (ちなみに鹿児島の「さた岬」は「佐多」。ここは「佐田」) 国道197号線が背骨のように半島を走っている。 ていうか霧でなにも見えない!もうまともに運転できないぐらい視界ゼロ。 ここまで濃い霧は生まれてはじめて見た! 瀬戸町までなんとか走って「道の駅瀬戸町農業公園」で1泊。 |
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