矢ノ川峠 その3

林道分岐から少し歩いてみたら、意外にも荒れが和らいでるじゃん!
ってことで峠までガンバロー。コンクリ舗装とダートを繰り返しながら、道は着実に上っています。

また荒れてきた・・・?
確かこのあたりだったか、もう少し先だったかだと思うのですが、
路面中央に石がひかれている箇所がありました。
これは明治期の、車道以前の峠道の名残とのことです。
右の写真の視界が開ける地点の手前、いきなり真新しいアスファルト舗装になり道はそこで分岐。
キレイな道は電波塔に続いていました。
コレがある限り尾鷲側が廃道になることは無いのでしょうね。

賀田湾と三木里地区、そして奥に熊野灘が広がるダイナミックな眺望!
ここまで頑張ったご褒美?コンクリ舗装が増えてきました。ダート部分も走りやすくペースが上がります。


矢ノ川峠 着きましたー!
2013年2月23日9時。誰もいませんでした。
小一時間ここでたそがれてましたが、誰も来ませんでした。





まんまんぞくぞく
矢ノ川を語る時、欠かすことができない「峠の茶屋」の稲田のぶへさん。
茶屋の跡地の句碑には「冬の日の ぬくもりやさし 茶屋のあと」
昭和2,30年代、この峠道をボンネットバスが走っていました。
峠にはバス停があり、乗客はこの茶屋で一服したり、記念写真を撮ったりそうです。

富士山は見えないなー、ってかどっちの方向かわかりませぬ。
峠の先の道、ちょっとだけ歩いてみました。
4輪はここでアウツですね。
この先、オフロードバイクなら、腕のある人なら行けるそうですが、
橋が落ちている場所もあり、かなり困難な道のりのようです。









おまけ

帰り道に撮影
第五隧道再び。
普通乗用車で行かれる方は、スペアタイヤ必須です。
道中、携帯は(ソフトバンク)アンテナ1本たったり圏外になったりと言ったところです。
クルマが傷つくのが嫌な人は絶対に行ってはいけません。
へなりさん的に言うと、普通車でギリギリガールズです^^
7時半頃旧道に入って11時頃に国道に出たのですが、
誰一人としてすれ違いませんでした。
もっとバイクや高峰山登山の人がいるかと思っていたのですが・・・たまたまだったのかな?

ちなみに、現国道の矢ノ川トンネル(昭和43年竣工)ですが、中央道トンネル崩落と同じ吊り天井タイプです。
2013年2月23日の時点では撤去されていませんでしたが・・・。

※矢ノ川峠専門ブログ→「哀愁の矢ノ川峠」
現役当時の豊富な写真、エピソードがてんこ盛りです!


おしまい
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