尾張大橋と伊勢大橋

愛知県と三重県を隔てる木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)。
この3つの川に架かる国道1号線の橋は、昭和の初めに造られたものです。
架橋以前、国道1号は木曽三川を船便で繋いでいました。
昭和8年、尾張大橋開通。
翌年、伊勢大橋が開通。
以来73年もの間、この2つの橋は日本の大動脈を支え続けています。


尾張大橋



尾張大橋  昭和8年11月8日開通 全長878m 14連ランガートラス橋
愛知県弥富町〜三重県桑名市(旧長島町)間の木曽川に架かる
(愛知県海部郡弥富町より撮影)


愛知県側


幅員7.5mは今となってはチト狭い


2002年に橋の塗り替えが行われました


ということは、まだまだ頑張ってくれよ!ということですね
一方、揖斐・長良川に架かる伊勢大橋は・・・


伊勢大橋

伊勢大橋 昭和9年11月8日開通 全長1105m 15連ランガートラス橋
三重県旧長島町〜桑名市の間の長良川・揖斐川に架かる
(長島町側より撮影)


長島町側



この橋は渋滞のメッカなんです
それは幅員の狭さ以外にもうひとつワケが・・・


長島町側から走ると、こんな看板がしつこいくらい
設置されています






なんと!橋の中間地点辺りに分岐があるんです。
ここを曲がるクルマが速度を落とすため
スムーズに流れないのです。
現在は左の写真のとおり愛知県側からの右折は
夜間を除いて禁止になっています。
それにしても、面白い造りです。


分岐を折れるとそこは揖斐川と長良川を分かつ背割堤。
県道106号線が木曽三川公園方面に
向かって伸びています。



県道106号線は海津町(現海津市)方面と
国道1号間の抜け道として重宝されています。




サビサビなのはそれはそれでいい味でているんだけど、
尾張大橋は塗り直されているのにこっちはなんでしないの?


鉄板敷の歩道も痛みが激しい










実は伊勢大橋は、近々架け替え工事が始まるようなんです。
上の看板の絵をを見る限り、旧道として残すのではなく、現橋は取り壊す計画と思われます・・・。


伊勢大橋の下流には長良川河口堰がでんと構えています。


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