旅1日目 5月5日

午前三時起床。
前日に準備しておいたカバンを車に積み込む。
久しぶりの長旅。

僕の愛車はトヨタ スプリンターマリノ 1500cc
走行距離は10万を越えているが、すこぶる快調な頼もしい相棒だ。


AM4:00 愛知県西加茂郡三好町の自宅を出発
この地域のマザーロード・国道153号を名古屋方面に向かう。


↑東海大橋 県道8号(愛知県八開村(←現愛西市)・岐阜県海津町(←現海津市) 境)

名古屋駅前を通り、県道128号などで濃尾平野を横切る。東海大橋で岐阜県海津町へ。
東の空が明るくなってきた。
県道56号で養老町などを抜け、関ヶ原町
滋賀県伊吹町から、広域農道や国道365号を走り琵琶湖の北に位置する木之本町へ。

木之本町で国道8号と合流。琵琶湖が一瞬だけ姿を見せる。
ほどなく国道303号に移り、さらに国道161号で今津町へ。今津から再び161号。
山の中を抜け、福井県に入る。最初の町は遠敷(おにゅう)郡上中町



↑国道365号は8号線と合流(木之本町:滋賀)

上中町に入ってすぐ、「道の駅熊川宿」が見えてきた。
駐車場に車をとめ、しばし休憩&散策。
   上中町の「熊川宿」は江戸時代、若狭街道の宿場町として栄えた。
   若狭街道は、若狭湾で獲れた鯖を京都に運ぶ道として使われたことから 
「鯖街道」とも呼ばれる。
  
 昔の町並みがいまも残っている、時が止まったようなところ。
木曽の奈良井宿に雰囲気が似てるかな?


↑熊川宿の町並み(上中町:福井)

小浜市から国道27号を西に走り、京都府舞鶴市へ入る。
舞鶴は「赤レンガ」と海上自衛隊の町として有名だが、
なぜか最近、「肉じゃが発祥の町」としてまちおこしをしている。



↑東舞鶴の商店街 左の食堂で昼食(舞鶴市:京都)


↑赤レンガの建物 道は国道27号(舞鶴市:京都)

舞鶴→大江町→兵庫県但東町を通り、但馬の小京都・出石に到着。
   出石と言えば名物皿そば!といきたかったんだけど、舞鶴で食べたばかりということで今回は無し。
   町のシンボル辰鼓楼(しんころう)は、明治初期から地元の人に親しまれてる時計台。
   この辰鼓楼から、2キロほど離れたところにある出石神社
  「幟(のぼり)まわし」という、古式ゆかしい神事が行われていた。
節句を祝い、五穀豊穣をお祈りする神事とのこと。
  
ちなみに、この出石神社に向かう田舎道でお巡りさんがスピード取締りをしていて、
可哀想にツーリング中のライダーが引っ掛かっていた。
 

 

↑出石の町並み 正面が辰鼓楼
皿そば屋さんの客引きが凄まじい(出石町:兵庫)
  

↑出石神社の神事 幟まわし(出石町:兵庫)


↑一回、投げる側をやってみたいな

出石から国道426号で豊岡市に向かう。
 人口48000人の豊岡市は、但馬地域の中心都市であり、
また日本唯一のコウノトリ飼育センターがあることでも知られている。
去る2004年10月に上陸した台風23号で、市街地の9割が浸水という大きな被害を受けた。

豊岡市から国道178号で香住町に入る。
松葉ガニで有名な香住港を過ぎ、しばらく走ると、
国道を跨ぐ大きな鉄橋が姿を現した。

山陰本線「餘部(あまるべ)鉄橋」だ。
明治45年竣工のこのバカでかい鉄橋は、
「トレッスル橋」といわれる橋の中では、今も日本一の規模とのこと。



↑国道178号 奥に見えるのが餘部鉄橋
(香住町:兵庫)


↑近くで見るとその巨大さに圧倒・・・



↑真下には余部の集落がある

香住町、浜坂町を過ぎると鳥取県岩美町に入った。
岩美町は浦富(うらどめ)海岸という、
砂浜と断崖が織り成す奇勝が有名な町。

夕暮れの誰もいない浜辺で一寸一服。

国道178号は、岩美で山陰の幹線道路・国道9号と合流。
まもなく鳥取砂丘の案内板が見えた。
お土産屋の並ぶ福部村の砂丘前に着いたのは、陽も落ちた7時ごろ。
にもかかわらず、まだたくさんの観光客が。さすが大観光地。



↑鳥取砂丘(福部村:鳥取)

砂丘から鳥取市までは目と鼻の先。
なに食べよーかなーと迷ってるうちに、危うく通り過ぎてしまうくらい小さな県庁所在地。
     結局入ったのはココイチ・・。旅に出ると無性にカレーが食べたくなるのだ。
     本屋さんで立ち読みなどしつつ、国道9号線沿いの駐車帯で1泊。

旅2日目へ
ルートマップへ
ホームへ