鹿乗橋
かのりばし(春日井市〜瀬戸市:愛知)






鹿乗橋は明治43年に完成した鉄製アーチ橋だったが、昭和25年にコンクリートで全面を覆う補強がなされた。
春日井市側の支柱に、工事の概要を記したプレートが埋め込まれている。





現在の鹿乗橋は、春日井市→瀬戸市方面への一方通行となっている。
橋もその前後もせまい幅員だが、大型車が抜け道として頻繁に利用している。
下に流れる庄内川。この橋の付近は、かつて「鹿乗ヶ淵」と呼ばれたちょっとした景勝地。
鮮やかな朱色のアーチ橋だった頃の鹿乗橋は大変絵になったと思われる。



愛岐道路とは、昭和32年に完成した有料自動車道路。
名古屋市と岐阜県多治見市を結ぶ主要道だった。
無料化された今もそれは変わらない。
この標識は春日井市側に設置されていて、矢印の指し示す方向に架かる鹿乗橋を渡り、
交差点を左折すると愛岐道路(県道15号線)に入る。
愛岐道路を多治見方面に走り、当時料金所があった地点の手前に
JR中央線定光寺駅と、下に紹介する城嶺橋がある。


城嶺橋
しろがねばし(春日井市〜瀬戸市:愛知)






「名古屋の奥座敷」と呼ばれる定光寺駅周辺。
駅から古刹・定光寺方面に向けて城嶺橋が架かっている。
昭和12年に完成したコンクリートアーチの城嶺橋は、
京都の四条大橋(昭和17年の架け替え以前の橋)を模して造られた。
親柱の揮毫は徳川家十九代義親氏によるもの。






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