堀川に架かるレトロな橋たち



五条橋(昭和13年、RCラーメン橋)
名古屋市中区丸の内〜西区那古野





全国でも珍しい「屋根神様」で知られる四間道(しけみち)の横を流れる堀川に架かる五条橋。
親柱の擬宝珠(ぎぼし)には慶長七年(1602)の銘がある。
初代五条橋が架けられた年であるが、この8年後、徳川家康は清洲から名古屋へと城を移した。
これを「清須越」と言い、この遷都によって町人や寺社もろとも、清洲から名古屋へ移転した。
五条橋の名前は、美濃路清須宿にあった橋に由来している。



先代の木橋を連想させる、曲線で仕上げた造り。
路面は昭和62年に改修された。


中橋(大正6年竣工、鋼桁橋)
名古屋市中区丸の内〜西区那古野





五条橋と伝馬橋の中間に架かることから、「中橋」と名付けられた。






伝馬橋(大正9年竣工、RCアーチ橋)





車道幅員8m、歩道は両側各1.5m。
大正9年に造られた橋としては破格の広さ。




納屋橋(大正2年竣工、昭和56年改築 鋼アーチ)





広小路通のランドマークだった(今も?)納屋橋。納屋橋といえば橋自体より饅頭が思い浮かぶ。
撮影は4月上旬。雨の堀川を桜の花びらが流れている。
左写真奥に見えるレンガ造りの建物は旧加藤商会ビル。
タイの領事館に使われたこともあり、現在はタイ料理屋さんが入っている。

昭和56年に拡幅工事が施工された。高欄は当時のものを使用?してはいないっぽい。
平成18年3月には再塗装が施された。
かっこいい橋だなー、これで当時のものだったらなー。いいのになー


納屋橋のたもとにあるレトロな倉庫風の建物。ナゴヤパレスとは?
現在はテニスの練習場として使用されています。


岩井橋(大正12年竣工、鋼アーチ橋)





総幅員32mという桁外れに広い岩井橋は、名古屋市の第一期都市計画街路事業に基づいて架けられた。
橋の四隅には船の荷揚げ用に親水階段が設けられている。



参考資料:「愛知県の近代化遺産」(愛知県教育委員会)
(平成17年4月作成、公開)

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